Lenta.Ruが、RIA NOVOSTIのニュースを引いて、メドヴェージェフ首相が「離婚税」の検討を提案したと報じています。

ロシアでは離婚が多いといいますが、養育費の支払でも問題はかなり多そうですね。

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メドヴェージェフ首相は連邦院幹部との会合で、離婚に対する税額を3万ルーブル(約9万円)に増額するという連邦院議員の提案に対して答えた。「本件は単に政府決定や連邦院提案で決めてはならず、「オープン・ガバメント」含め有識者を交えて議論する必要がある」

現在、ロシア連邦税法第333条26項により、結婚関係の破棄にかかる徴収額は、合意に依る離婚ないし裁判による離婚の場合は両者から400ルーブルずつ、どちらか一方が責任能力がないと認められた場合ないし長期間の禁固に処せられた場合は200ルーブルとなっている。

メドヴェージェフ首相はまた、すでに離婚した相手との問題解決についても意見を述べた。養育費の不払いの場合の財産の差し押さえ手続きを簡素化する可能性を排除しなかった。現在、養育費執行令状関係で180万人が働いている。しかし、執行令状で必ずしも金を支払うという状況ではなく、法制度をより近代化する必要がある。

ロシア統計局によると、2012年の1年間でロシアでは64万4000件の離婚が登記され、これは前年よりも3.8%低い数字だ。過去10年間で最も離婚が多かったのは2002年の85万4000件。なお、2012年度には約120万件の結婚が登記されている。
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