ロシアの経済戦略が非現実的であるとする記事を独立新聞が掲載しています。

今後のロシアの潜在的成長力は4%以下と見込まれるのに対し、プーチン大統領が署名した経済戦略に関する大統領令は少なくとも5-6%、なかには8%の経済成長を前提としないと実現し得ない内容になっていると、政府顧問のエコノミストが主張しています。それくらい調整してから出せなかったのか。いや、健全なことだとは思いますが。

実現するためにはエネルギーに頼った現在の経済政策の延長ではなく、新しいことをして行かなければならないと、もっともなことが主張されています。ただ、その「新たなこと」として、この記事では輸入代替が挙げられているのがこれまた古式ゆかしい感じです。アジアやラテンアメリカで1970~80年代に流行っていた議論という印象。輸入代替を進めるためにどうするかといえば関税障壁で守るのが一番てっとり速いのですが、日本の農業を見ればそれがうまくいくかどうかは当てにならないことが良くわかります。WTOに加盟した今、関税障壁もおおっぴらにはやりにくいと思うので、意図するところは国内産業のイノベーションに基づいた輸入代替ということだと信じたいです。

あと翻訳ブログなんでそのまま訳しましたけど輸入は輸出でファイナンスされるっていうのも何故?長期的にそうあるべきだとこの人が考えているだけなのを そのまま記事にしちゃったのか?結局具体的なことは何一つわからない記事でしたが、ロシア語の勉強としては独立新聞の記事は良いと思うので紹介します。実際、ロシア語勉強中は独立新聞を結構呼んでましたね。赤星も読んだけど。

ロシア語的には、スタグネーションстагнацияから造られたと思しきстагнироватьという単語を初めて見ました。輸出がスタグネーションになるっていうのも意味がわからないので停滞するとしました。

では、以下抜粋。続きを読む