ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

株式市場

インフレ、資金流出、ウォッカのシェアダウン

今日は短い記事3連発で。

Vesti Ekonomikaが、2013年第2四半期のロシア市場のからの資金流出が91億ドルに達したと伝えています。 

第1四半期の資金流出は290億ドル、上半期合計で381億ドルとなりました。2012年同時期は437億ドルだったので、少しは改善とと言えるのでしょうか?いや・・・。

新興国全体からの資金流出が続き、日米のような先進国にお金が集まっているような状態です。ロシア株式市場もさえません。これだけ円安になっているのに私のロシア関連ポートもマイナスに転落です(T_T)

続きます。 続きを読む

ロシア「株価暴落は日本のせいじゃない」

日本の株価の下がり方はすごかったですね。私も1日で総資産の1.5%をなくしました。かわいそうだと思う方は右のアマゾンさんから何か買ってください。私のポートフォリオの日本株の割合は高くないのでこれくらいで済んでいるのですが。

さて、たまには株価のことも。
これにつられてロシアの株価も大幅下落しています。InvestcafeFinamarket伝えていますが、MMBVは-3.4%、RTSは-4.1%でした。特に、アエロフロート(-6.2%)、VTB(-5%)が大きく下落しています。 

昨日は日本やロシアだけでなくほとんどどこも軒並みマイナスだったようですね。原因のアメリカ市場はそんなでもなかったようですが。

石油先物価格もこの2日間で-2.7%。

原因としては、日本の「に」の字も書かれておらず、米国QE3と中国の統計のことばかり。
ま、そんなもんでしょうけど。 続きを読む

ロシア企業が安いのには理由がある:(4)株価の石油価格への従属(終)

Finmarketが伝えるCitiの分析記事もこれで終わりです。

最後に、ロシア株式市場評価で最も大きいと見られる石油価格への依存について述べられています。MSCI Russiaインデクス※は石油価格に従属しており、相関係数は89%とほとんど同じような動きをしているとのこと。

※正確にはMSCIインデクスに採用されている企業の利益率との相関関係

これまで当ブログでは何度も述べていますし、だいたいの方のコンセンサスになっていると思いますが、実際に数的分析をしてもやはり、やはり石油価格とロシア経済が相関というか従属しているという結果がわかって、嬉しいやら悲しいやら・・・実は違うんだよ!という分析も待っていたのですがそういうわけにはやはりいかないんですね。

まあ、石油価格が十分に低くなると相関関係が失われるらしいですが、引用元の記事に掲載されているグラフをみると、石油価格以上に企業利益率が下がるという最悪のパターン。コモディティよりボラティリティの高い経済、というわけでこのボラティリティが株価に織り込み済みなので安い、と。

だったらこれから石油依存から脱却すれば上がっていくんじゃないか、とも思いますが、そんな簡単に脱却できないだろうとも思ってしまうわけです。

なかなか明るい未来は描けないものです。でも日本よりは明るいと思っていますがね。


ロシア企業が安いのには理由がある:(1)石油依存によるボラティリティ
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ロシア企業が安いのには理由がある:(2)ソ連資産の減価償却

昨日のFinmarketの記事の続き。

ロシア企業が「お買い得」に見える理由として、昨日はボラティリティが織り込まれていることを挙げましたが、今日分の記事では、ソ連時代の生産設備が未だに使われていて会計上利益が増えて見えることが指摘されています。

古い生産設備を使っても儲けられてるから良いのではないかとも一瞬思うのですが、特にエネルギー分野では設備更新が進められていて、その費用がまだ認識されていないため一時的に利益が多く見えています。コストで言うと10倍近く増える計算になるようです(会計上)。

逆に、ソ連時代の設備を使っていない分野、特にリテールなんかはそういった会計上のマジックがないため、他の産業分野に比べ利益が小さく見える、というか通常の利益しか出せていません。

数年後に費用が後追いできて利益率は下がる、となると、エネルギー依存の高いロシア株式市場への投資は手控えるべき?と思いがちですがこの記事は「そういうことはすべて織り込み済みなので企業価値が低い」という説明なので、現在の投資判断上は過大に見なくても良いのではないでしょうか。

ロシア企業が安いのには理由がある:(1)石油依存によるボラティリティ
ロシア企業が安いのには理由がある:(2)ソ連資産の減価償却 ←この記事
ロシア企業が安いのには理由がある:(3)設備保守に費用がかかる分野
ロシア企業が安いのには理由がある:(4)株価の石油価格への従属(終)

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ロシア年金ファンドの運用動向:GSレポート(4)終

GSの年金ファンド運用に関するFinamrket記事、続き&最後です。

最後に年金ファンドの株式投資について。危機前は株式にもある程度の投資をしていたものの、その後はほとんど手を引いてしまった年金ファンド。

しかし、株式市場投資に制限の少ない民間ファンドの人気も高まりつつあり、今後株式市場を活発化させる可能性が高いようです。

さて、次の危機はいつになるのでしょうか・・・。

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ロシア年金ファンドの運用動向:GSレポート(2)

昨日のFinmarketの記事の続きです。

国民の年金の大半は対外経済銀行がほぼ管理しています(企業から直接送金を受けるため?)。ただ、投資先は2009年までは国債しか認められていなかったとのこと。つい10年前にデフォルトした国の国債しか投資先に認められていない年金ファンドも怖いのですが・・・。2009年以降は社債や銀行預金が可能となったので、前述のとおり銀行預金がどんどん増えているという状況。

具体的には、2009年末は年金ファンドの97%が国債であったのが、2012年第3四半期には58%まで下がって、銀行預金が16%、社債が15%となっているようです。 

ロシアの民間年金ファンドは、危機前はがっつり株式に投資をしていたが危機後は株式からはほとんど手をひいてしまったとのこと。手を引かなければ回復していたのに・・・という鱈レバは個人のレベルで抑えておかないととんでもないことになりますが。

では、続きは↓。

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じゃぶじゃぶしたお金が流れ込まなかったロシア株式市場

昨年、各国は金融緩和政策をとって、各国株式市場は軒並み値上がりしたのにロシアはあまり値上がりしなかった、とKommersantが伝えています。
TNK-BPの買収劇などでロシア市場に対する政府からの干渉が不人気の原因としています。成長率の低下も一因とのことですが、やはり4%くらいの成長率だと一昔前の日本やアメリカと変わらないし、実質成長率で言うと日本とそんなに変わらないのでは、と思いますよね。資源だけの国から資源と内需の国へと進化したロシアですが、さらにもう一歩進むのにはまだ時間がかかりそうです。
 
そしてまた投資環境改善が最後に叫ばれています。最後に投資環境改善を叫ぶパターンをうまく一言で表したかったのですが思いつかなかったので思いついたら教えて下さい。続きを読む
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ロシア経済の成長を信じロシア経済に投資する中年の投資と勉強の備忘録です。 ロシア語の勉強も兼ねて、ロシアや旧ソ連諸国の経済関連ニュースを紹介していきます。勉強中なので、いろいろ教えて下さい。 HN:イワノフ ブログランキングに参加しています。面白かったらどちらか押してください~↓
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