ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

宿泊費

反独占庁「ソチオリンピックで不当な値上げするなよ。罰則規定ないけど」

もともと宿泊料だけが規制対象と言われていたところに、他のサービスについても、あんまり変な価格設定はするなよと国(反独占庁)が睨みをきかせるという発表がありました。Vedomostiが伝えています。

以前、ホテル代についての規制については記事にしましたが、この記事でも具体的に価格が掲載されていたので紹介します。
  • 3つ星:4339-5741ルーブル(最大18000円程度)
  • 5つ星:8253-13000ルーブル(最大41000円程度)

オリンピックなんて究極の独占みたいなもんですから、少々の独占価格であったら観光地価格、お祭り価格だからしょうがないと思ってしまいます。しかし市場に任せているとロシアの一地方のことなので良心的な価格は期待できません。 すでにここぞとばかりに値上げはされているみたいですし(建築など)。ま、高くして人をあまり混ませなくするということは市場原理に叶っていますが、一般人としては避けてもらいたいところです。

基本的なサービスとなる医療、交通などで、一応反独占庁が目を光らせているということを知らしめてくれるのはありがたいですね。 ただ、まだ罰則規定はなく、今後議論されるとのことなので、どこまで実効性があるかは疑問です。

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ソチオリンピック「お前の泊まる場所ないけど来てね」

最近お世話になりっぱなしのRBK Dailyが、来年2月に迫ったロシア・ソチ・オリンピックの準備状況について報じています。具体的には、サービス要員受入れの準備が整っていないというお話。

昨年9月にウラジオストクで開催されたアジア太平洋経済協力会議と比較して、同じような問題が発生しているようです。ソチだけでは要員が足りないので、他の都市から期間労働者を連れて来なくてはいけないのですが、移動チケットも高騰するだろうし宿泊させる施設が少なく、宿泊費が高騰しているとのこと。ロシアの電車のチケットは今でも45日前しか買えないみたいで、転売厨が出てきて困る!と請負業者が嘆いています。労働者にこの苦しみが転嫁されないよう心から祈るばかりです。

私はソチ冬季五輪は行きたいと思っているので、関心は宿泊費の方に。この記事では以下のとおり報じています。
この市場への投機を政府は部分的に阻止している(2012年12月6日政令第1264号)。5つ星のホテルの宿泊費は1日あたり13896ルーブル(約4万円)までに抑えられる。サービス要員は良くても3つ星に宿泊することになろうが、3つ星ホテルの上限額は9000ルーブル(27000円)だ。1つ星および2つ星ホテルは最高で5741ルーブル(17000円)である。
宿泊費の上限を決めてもらうのはありがたいのですが、高値貼り付きの可能性が高いことを考えると1つ星で17000円ですか・・・。それでも取れたら儲けものなのかもしれません。まあ、まだチケットも取ってないですが。

私はロシアのサービスへの期待値が極めて低い(笑)ので、どんなところに泊められても、まあ、こんなもんかと思える変な自信がありますが、おそらく大挙して訪れるであろう日本人がロシアのことを嫌いにならないような運営に期待したいですね。

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