本日は軽く2本立て。

Vesti Financeが2012年末の失業率について報じています。以前の記事でもお伝えしましたが、今度は統計局発表の数字で、地域別になっています。

地域別では、最も失業率が低かったのがモスクワ、サンクトペテルブルクで、最も失業率が高かったのはイングーシとチェチェン。予想通り!!!過ぎて言葉もありません。

が、驚くべきはその数字。正確な数字がどこまで測れているのかという問題は脇に除けると、モスクワの0.6%、サンクトペテルブルクの1.1%という数字は驚異的です。自然失業率ってなんですか状態。逆に、イングーシは47.1%、チェチェンは28.8%と何それどこの南欧ですか?という数字に。ま、背景を考えればこちらは納得。

地方に職がないのならモスクワやサンクトペテルブルクで働けば良いじゃない、とお考えのマリー・アントワネット的な方が多いかと思いますが、そんな方は自分にマリー的な要素があるとご自覚ください。ロシアには移動の自由はあるようですが移住の自由はありません。モスクワの住民登録がなければモスクワで働くことはおろか住むこともできないのですが、住民登録を取るのは極めて難しいようです。某所で見かけましたが、モスクワ以外に住むロシア人にとって、住むのが世界で一番難しい都市はモスクワとも言われてるらしいです。

しかしこの失業率(全体平均)だけを見ると景気が良さそうにみえるんですけどねえ。続きを読む