ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

カザフスタン

ウクライナ:徴兵制撤廃へ といっても内務省部隊への兵役は維持

RBCがウクライナで徴兵制が撤廃されたと報じています。

旧ソ連の国々でもだんだんと兵役が軽くなっているようですが、ウクライナは軍への兵役はなくなるようですね。といっても、内務省部隊への兵役は維持されているとされています。ここらへんの仕組みは勉強不足でよくわからないのでそのままにとりあえず訳しました。 

カザフスタン、これは貧乏人は兵役がんばれということでしょうか。
(割と合理的なのかも)

* * *

ウクライナ:徴兵制撤廃へ

ヤヌコヴィチ・ウクライナ大統領は最後の徴兵と契約制による軍組織形成への移行についての大統領令に署名した。ヤヌコヴィチ大統領がウクライナ女性英雄との面談において伝えた。

「今朝大統領令に署名した。これ以降兵役はなくなる。義務年限内兵役についている軍人が予備役へと解雇され、今年最後の兵役軍人が辞め、徴兵は今後されないという手続きについて大統領令に記されている」ただし、内務省軍への義務年限兵役は維持されると大統領は付け加えた。

現在、ウクライナ軍とその専門的な武器は、専門的な人材を承知する必要があるレベルに達したと大統領は述べた。武器が非常に複雑化したため、軍もプロフェッショナルにならなければならない。

従事したいと思う人材、軍事職に惹かれる人材が契約制による軍従事をしなければならない。契約制による専門的なアプローチというのは、仕事にも必要なものである。軍事の専門家が我が国の安全保障を担わなければならない。

10月1日に秋徴兵がはじまったカザフスタンの軍指導部は新兵について興味深い実験を導入している。徴兵対象者には、1年か1ヶ月か、どの期間軍に従事するかの選択権が与えられるとの情報を同国国防省が拡散した。もし1ヶ月を選ぶ場合には、一定の金額を支払わなければならない。

続きを読む

2010年国勢調査結果 人口移動は少ない

2010年の行われた国勢調査結果がロシア統計局のサイトで発表されたと、Finmarketが伝えています。

その結果では、以下のことがわかりました。
・生まれた地域に住む住民は70.8%。46%が2002年の国勢調査時と同じ場所に居住。

・89%がロシアで生まれる。7.8%(1120万人)は外国、主に旧ソ連諸国で出生。うち2.1%(290万人)がウクライナ、1.7%(250万人)がカザフスタン、110万人がウズベキスタン。

・ペテルブルク生まれの居住者の割合は53.3%、モスクワ生まれの居住者の割合は59.9%。

・最大の 「人口供給地域」(その地域で生まれた人で他の地域に移動した人)はモスクワ州で93.5万人、2位がバシコルトスタン(カザフスタンに近い共和国)の74.5万人。


この記事は人口移動に着目した記事なので上記のような点が主題になっていますが、統計を見て面白かったのは次の点。
  • ロシアの人口は1億4286万人で、2002年の国勢調査時より1.6%減少(-231万人)。都市部も農村部も減少しているが、都市部人口が73%→74%と微増。
  • 男性が6646万人、女性が7698万人と女性の方が圧倒的に多い(寿命のせいか?)
  • 年齢の中間値は38.0歳。なお、資料に載っていた比較の中では日本が一番高く44.7歳(!)
  • 民族構成で、自分を「ロシア人」とするのが80.9%、続いてタタール人(5.31%)、ウクライナ人(1.93%)。
  • 外国人の国別人口は、ウズベキスタン(13.1万人)、ウクライナ(9.3万人)、タジキスタン(8.7万人)

他にもいろいろと面白そうなのがあるので、ロシア語のできる方は覗いてみてください。 続きを読む

S&P旧ソ連レポート:エネルギー効率性が問題、グルジア好調

Finmarketが、旧ソ連諸国の経済力に関するS&Pレポートを紹介しています。具体的には、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャン、グルジアの6カ国。

リーマン・ショック後の回復は早かった旧ソ連各国ですが、2012年にはどの国の経済も減速、2013年もこの傾向が続くとの要旨。原因としては、投資環境の悪さと汚職が挙げられているのはいつものことですが、それに加えて、生産分野におけるエネルギー効率性の低さというのが指摘されています。特にウクライナとベラルーシについては、危機の原因はまさにこのエネルギー問題です。

個別の国としては、ロシアはインフレのために経済成長に制限がかかっていること、ウクライナは輸出の不振が問題だと指摘されています。

比較的状況が良いのはグルジアとカザフスタン。グルジアは、上記のような問題を抱える石油分野以外が発展していること、カザフスタンはガスがあるのが強み。

S&Pの格付けで一番高いのはカザフスタンのはBBB+。ロシアはBBB、一番低いのはベラルーシのB-。2001年からの推移のグラフを見ていると、やはり資源を持つロシア、カザフスタン、アゼルバイジャンの強さが目立ち、資源のないウクライナ、ベラルーシ、グルジアの弱さが目立ちます。2極化しているのがはっきりと分かりますね。

ただどの国も2013年度は経済成長が鈍化。2012年がひどかったベラルーシとウクライナ、それからアゼルバイジャンは回復しますが、以前のような水準ではありません。

インフレの状況は、ベラルーシを除いて2013年は悪化する見込みのようです。ベラルーシは2012年は60%(!)のインフレでしたが、22%まで落ちる見込み。グルジアは-0.9%のデフレ状態から、1.5%のインフレに転換。他国はどこもインフレが加速しています。

旧ソ連諸国に共通するのは、財政政策による経済の刺激という手段が取りづらいことです。エネルギーを持たない3カ国はともかく、ロシア、カザフ、アゼルも燃料価格が思ったように高くならないことから、財政拡大には2の足を踏んでいます。

エネルギー効率性については、10億ドル分のGDPを生産するのに必要な1日の原油量での比較がされています。ブラジルが1300バレル、中国が1700バレルであるのに対し、ベラルーシは8600バレル、ウクライナは7600バレル、ロシアは5600バレル、カザフスタンは2100バレルであると指摘されています。古いインフラ、古い生産設備を更新せずに(更新できずに)使い続けているせいかもしれません。

いつもロシア中心のニュースをお伝えしていましたが、今回は旧ソ連各国に関するものをピックアップしてみました。一応ブログランキングの「ウクライナ」のカテゴリにも登録していましたがウクライナニュースを伝えたことがなくwちょっと気になっていたので。

エネルギー効率性の低さが経済成長の足かせになっているというのは納得ですね。ここがうまく乗り切れれば、ベラルーシもウクライナも一皮むけるかもしれません。全体的には、グルジアにとって肯定的なレポート担っていましたね。政治の不安定性さえ取り除ければ、ロシアへの輸出や観光業で伸びる余地が多いと。グルジアには一度行ったことがありますが、観光的に大変良かったです。また行きたいな~。グルジアとウクライナに投資するファンド探してみようかな。 続きを読む
プロフィール
ロシア経済の成長を信じロシア経済に投資する中年の投資と勉強の備忘録です。 ロシア語の勉強も兼ねて、ロシアや旧ソ連諸国の経済関連ニュースを紹介していきます。勉強中なので、いろいろ教えて下さい。 HN:イワノフ ブログランキングに参加しています。面白かったらどちらか押してください~↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へにほんブログ村 経済ブログ ヨーロッパ経済へ
ブログランキングならblogram
ブログ内検索
人気記事(過去30日間)


最新コメント
livedoor プロフィール
メッセージ

名前
メール
本文
スポンサードリンク
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月間ページビュー数
2012/01: 01710
2012/02: 02962
2013/03: 06794
  • ライブドアブログ