モスクワ近郊の州が、自州内の空港をLCC向けに開放したいと提案しているようです。Vedomostiの記事を引いてRambler Financeが伝えています。

ウラジーミル州やトヴェリ州といった、モスクワに隣接する地方行政府が、州内の空港をLCC向けに開放する提案を行っている。カルーガ州と航空会社UT-Airが、同州内のErmolino空港をLCC向けの基地とすることで交渉しているというニュースが理由のようだ。

運輸省は、財政面以外のいかなる支援も約束している。

LCCが機能できるよう依頼している規制緩和は、
・外国人パイロットによる運行の許可
・返金不可チケット販売の許可 
・保有航空機の最低数規制の撤廃
であり、かかる法律の修正案はすでに議会に提出されている。

リャザン州は、Protasovo空港をLCCに開放する準備ができているとし、さらに、モスクワから「エクスプレス」でどう空港まで繋げるとロシア鉄道と暫定合意していると言う。 リャザンとモスクワ間はエクスプレスで2.5時間。

アエロフロートの反応は明らかではないが、モスクワ郊外のブヌコボ空港をLCCのの基地空港としたいとする考えを以前表明している。ブヌコボ空港側は交渉はまだおこなっていないとしていおり、また有識者はブヌコボ空港では安く航空便を飛ばせないと考えている。

リャザン州は2016年に新空港開設を計画しており、建設費は50億ルーブル、旅客数は500万人と見ていると、リャザン州政府筋が話した。

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LCC、いいね!!!
カザンへの特急話とも絡むし、少しくらいモスクワまで時間がかかっても格安で行けるなら消費者は大歓迎ですよ。実際に稼働するよう心から祈ります。 続きを読む