ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

ウォッカ

ウォッカ消費量は北高南低:カフカスではウォッカは飲まない?

Finmarketが、ロシアのどの都市で一番ウォッカが飲まれているかという調査結果を発表しています。

といっても、統計のない地方自治体がいくつかあったり、統計内容の正確さに疑義があったりするようですが、面白そうなので紹介します。人口カバー率は1.31億人/1.43億人。公式統計だけなので、サマゴン(密造酒)はもちろん入っておりません。

全体的な傾向としてはやはり北方地域とシベリアのウォッカ消費が多いようです。逆に、カフカス地域の消費量はかなり少ない。1年間の1人あたりウォッカ消費量は、全ロシア平均で7.7リットルですが、統計の幅を見ている限り、おそらく闇市場があまり把握できていないとしか思えないようです。

モスクワは6.9リットルですが、モスクワ州が362リットルとなっていて、この多くはモスクワ住民に飲まれているはずですね(大型スーパーはモスクワ州にあるため)。

このような問題はあるものの、Finmarket推計での1人あたりウォッカ販売量ランキングは↓のとおり。
1.コリツォヴォ村(ノボシビルスク州)
2.スムィシリャエフカ村(サマーラ州)
3.ピョートル・ドゥブラフ村(サマーラ州)
4.ライシェヴォ市(タタルスタン)
5.エラブガ市(タタルスタン)

3位は「ロック・オン・ボルガ川」フェス開催地。
5位はいすゞの工場がありますね。それくらいしか知らない…。

地方自治体の中心都市ベースでは、シベリアにあるハカス共和国のアバカン市で、21.6リットルとなりました。
1.アバカン(ハカス)
2.ペトロザヴォーツク(カレリヤ)
3.トヴェリ
4.ナリヤン・マル(ネネツ)
5.スィクトィフカル(コミ)

北方とタタールの地域が上位ですね。

逆に最もウォッカを飲んでいないのは、公式統計上は北オセチアのウラジカフカスで、1人あたり0.7リットル。
1.ウラジカフカス(北オセチア)
2.ナリチク(カバルダ・バルカル)
3.マハチカラ(ダゲスタン)
4.チェルケスク
5.マイコプ(アディゲ) 

見事なまでにカフカスですね。本当に飲んでないのかなーと疑問です、はい。
ロシアのムスリムは結構酒を呑むイメージがあるのですが、実はそうでもないのか?あるいはコニャック作ってるからウォッカよりコニャックを飲むのか?

2011年の統計を使っていますが、現在酒税がかなりあがっているので、闇市場分がどんどん増えているのではないかと思われます。

公式統計上は、北高南低がはっきりと見て取れますね。 

インフレ、資金流出、ウォッカのシェアダウン

今日は短い記事3連発で。

Vesti Ekonomikaが、2013年第2四半期のロシア市場のからの資金流出が91億ドルに達したと伝えています。 

第1四半期の資金流出は290億ドル、上半期合計で381億ドルとなりました。2012年同時期は437億ドルだったので、少しは改善とと言えるのでしょうか?いや・・・。

新興国全体からの資金流出が続き、日米のような先進国にお金が集まっているような状態です。ロシア株式市場もさえません。これだけ円安になっているのに私のロシア関連ポートもマイナスに転落です(T_T)

続きます。 続きを読む

ビールやウォッカの売上が規制により減少→闇市場流入か

Rambler Financeが、Vedomostiの記事を引用して、2013年度に入ってからビールやウォッカの売上が落ちていると報じています。

本来であれば元記事を紹介したいところなのですが、Vedomostiが有料制になってしまったのでこういう形に…。

今年の1月1日から、ロシアではアルコール販売についての規制が強化されました。具体的には、
  • 夜間のアルコール販売禁止
  • キオスクでの販売禁止
  • 酒税増加(ビールの場合、1リットルあたり12ルーブル→15ルーブル)
が挙げられます。

最近四半期決算を発表したAnadolu Efesはロシアでのビール寡占企業の一つですが、この第一四半期は前年同時期比で販売量マイナス5.4%を記録。生産量でもマイナス2.7%。

ウォッカの売上も同様で、以前紹介したシナジー社(ロシアのシェア第3位「ベーレンカヤ」を有する)も、この第1四半期で生産高を30%落としています。ただこれは、酒税増加対策で昨年末に増産したことも関係していますが。

ワイン市場も5%減との由。

ビール市場のシェアで言うと、Baltika擁するCarlsbergがシェアを伸ばしているようですね。人口1万人以上の都市におけるシェアは↓
1位 Carlsberg 37.5%
2位 InBev 14.7%
3位 Heineken 14.3%
4位 Efes 14%
その他 19.5%

アルコール規制の強化により、闇市場に需要が流れているとの話もあります。有識者によれば、約30%が闇市場での取引ではないかとのこと。

昔Ochakovoというモスクワ市内にあるビール工場の見学に行ってさんざん酔っ払って帰ってきたことがあります。同じ工場敷地内でペットボトルまで作ってるのに驚いた記憶がありますね。

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ウォッカ輸出減少、しかしNo.1ブランド「Green Mark」のイギリス輸出開始

キプロスの話題が続いたので、久々にロシアのネタを。
RBK Dailyが昨年のロシアから海外へのウォッカ輸出について報じています。

昨年、ロシアから海外へのウォッカ輸出は1%減少。輸出が多いのは「ルースキー・アルコール」社(CEDC)と「ルースキー・スタンダード」社。以前の記事で紹介しましたが、CEDCはポーランド資本です。

「ルースキー・アルコール」社が擁するロシアの人気No.1ウォッカである「Green Mark」がイギリス向けに好調のようです。価格帯としては安い(前回調べた時は1本600円程度)ので、ストリチナヤが席巻している日本市場にもこの際乗り込んでいただきたいのですが。

「ルースキー・スタンダード」は逆にイギリス市場を失って輸出減少。こちらも日本に来てほしいところです。私がよく飲んでいたもの、ちょっとお高いのですが美味しいです。

輸出先ランクは、
1 ウクライナ  26.9%
2 ドイツ 12.4%
3 アルメニア 10.4%
4 イギリス 9.4%
5 アメリカ 5.8%
6 アゼルバイジャン 4.6%
7 ラトビア 4.5%
8 グルジア 2.4%
9 キルギス 2.3%
10 ベトナム 2.2%
11 イスラエル 1.9%

となっています。日本は入らんよな。
しかしなんで日本だとストリチナヤばっかりなんでしょうかね。と思って楽天ウォッカウィークリーランキング見たら、ストリチナヤの他にペルツォフカ(唐辛子入りウォッカ)が入っていたり、ルースキー・スタンダード、フラグマンを売っているところもあるようです。通販天国は素晴らしいですね。

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国民一人あたりウォッカ8リットル~外資に売られた戦略産業~

RBK Dailyが、2012年のスピリッツ市場の回復について報じています。

ロシアでスピリッツ言えばもちろんウォッカ。ウォトカ。記事もスピリッツ市場と言いながらほとんどウォッカのことばかり。 2011年にウォッカ生産販売ライセンスの変更があったらしく、多くの会社がライセンスを再取得するまで生産の一時停止を余儀なくされたことと、酒税の上昇が2011年の減産の原因だったが、2012年は酒税は更に上がったけれども回復したようです。

その生産量は11億3000万リットル、ロシアの人口が約1億4200万人だとすると、大人から子供まで含めた国民一人あたりのウォッカ生産量は約8リットル・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル どんだけ飲むんだこの人ら。

面白かったのは、人気のウォッカ銘柄。上位3位のブランドとメーカーとシェアは次のとおり。

1位:ゼリョーナヤ・マルカ(グリーン・マーク、緑印)/ロシアン・アルコール社/4.8%


2位:ピヤッチ・アジョール(ファイブ・レイクス、五湖)/アルコール・シベリア・グループ/4.5%


3位:ベーレンカヤ(ホワイティ、白)/シナジー社/4.3%


ロシアに関係するものとして大変恥ずかしいのですが、上位3位どれも飲んだことないです。値段を調べると、1位のゼリョーナヤ・マルカは1本209ルーブル(600円)、2位のピヤッチ・アジョールは229ルーブル(690円)、3位のベーレンカヤは279ルーブル(840円)でした(高級スーパー「セジモイ・コンチネント」サイト調べ)。

プチブルだった私は、安すぎるウォッカがちと怖かったので高めの値段帯ですがルースキー・スタンダード(689ルーブル、2070円、普通はもうちょっと安かった)、ミャフコフ(469ルーブル、1410円)、ネミロフ(見つからず。でも前の2つより安い)なんかがメインのターゲットでした。

有名な高級ウォッカのベルーガは1349ルーブル=4050円、同じく有名ですが安いストリチナヤは289ルーブル(870円)。売れ筋はさすがに安い価格帯のものなので日本人は避けてるかもしれないですねえ。

記事で驚いたのは、この1位のメーカーであるロシアン・アルコール社はポーランド資本なんですね。ウォッカ市場における同社のシェアは14.6%。軍事産業とかエネルギー関連などの戦略産業は基本的に外資に売らないというロシアですが、同じレベルの戦略産業たるウォッカ工場、しかもシェア第1位を外資に売るなんて信じられません。これもソ連崩壊の弊害でしょうか。

さて、今日も一部記事の紹介です。

p.s. いろいろとウォッカのCMを眺めてみましたが、「バイカル」のCM、これなんてAV?(Youtube注意)
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ロシア経済の成長を信じロシア経済に投資する中年の投資と勉強の備忘録です。 ロシア語の勉強も兼ねて、ロシアや旧ソ連諸国の経済関連ニュースを紹介していきます。勉強中なので、いろいろ教えて下さい。 HN:イワノフ ブログランキングに参加しています。面白かったらどちらか押してください~↓
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