Finmarketが、ロシアのPMI(購買担当者指数)の悪化について報じています。

上半期のロシアのGDP成長率は鈍化しているが、それでも状況は底をつき不死鳥のごとく回復すると官僚は主張し続けている。しかしこの半年のPMIはそのような楽観主義を許さない。PMIとは、製造業での購買マネージャーの意見に基づいたものである。

指数が50を下回ると、景況の悪化を意味するが、ロシアでは7月にこの致命的なポイントを下回ることになった。

季節性を排除した製造業PMIは、6月の51.7から7月にてゃ49.2に下落し、2009年12月、2011年8月以来の低さとなった。新規購買の減少が状況悪化の原因だ。特に、内需が劇的に弱い。輸出は3ヶ月連続で伸びている。

景況の悪化から、2012年1月以来初めて購買が減少に陥った。原材料在庫は減少しているが、製品在庫が増加している。また、企業の人員解雇も今年で最も多くなった。