タイトルはInvestcafeのブログから。上手い!と。

キプロスへのEU融資が決定されましたね。ブルームバーグの記事に載っていたのやロシアの記事を見ると、10万ユーロ以下の預金保護対象部分には手を付けず、キプロス銀行とライキ(ポピュラー)銀行の10万ユーロ以上の預金について削減する方針。キプロス銀行では30-40%、ライキ銀行はまだよくわかりませんが10万ユーロ以上はほとんど戻ってこない感じのようです。

以前にも書きましたが、ロシア人のキプロス資産は310億ドル(約3兆円)に達しており、削減部分はキプロス人と言うよりもロシア人資産にかかる部分が多くなるのではないでしょうか。今後、ロシア人を始めたとした外国人の資金逃避が確実となるでしょうから、資産の大幅減少にどう対処するかというのが、キプロスの課題となってきます。

キプロスについては私が訳して伝えるまでもなく日本語のニュースが溢れかえっているので、今日は別な話題で。Finmarketが2012年のロシアの貧困層について伝えています(元記事が見つからなかったのでRambler Financeの引用記事)。

ロシアで収入が最低生活費を下回る貧困人口は、2012年末時点で1580万人、国民全体の11.2%を占めています。2011年末では12.7%だったので、だいぶ減っていますね。ロシアでの格差が開いている?という記事でもコメントしましたが、格差が開いているよりもむしろ底上げがなされているという見方は正しかったようです。

ここで貧困層認定の基準として使われている最低生活費は、労働人口では月額7263ルーブル(約22000円)。日本と比較すると、 東京23区30歳独身男性の場合83700円+住宅費(厚生労働省生活扶助基準額)と成っていて、日本の1/4~1/6といったところでしょうか。これだけあれば暮らしていけるのか、あるいは政府が低く抑えているのか・・・おそらく後者なんだと思います。

貧困の定義はいろいろありますが、日本で生活保護を受けている人数と考えると、212万人(Wikipedia)で、2%弱。

日本の戦後と同じように、まず一部が大金持ちになって、そのお金が少しずつ国民に行き渡っている、そういう段階なんでしょうね。

 
Число бедных в РФ в 2012 году снизилось на 12% - до 15,8 млн человек - Росстат
22.03.2013 16:20 | Информационное агентство "Финмаркет"
http://finance.rambler.ru/news/gks/125530156.html

2012年、ロシアの貧困層は12%減少し1580万人となったーロシア統計局

金銭収入が最低生活費よりも少ない人口は、2011年に比べ2012年は220万人ないし12%減少して1580万人となったと、ロシア統計局による暫定数値で判明した。

2012年末時点で貧困人口は国民全体の11.2%を占めている。2011年末は12.7%であった。

(中略)

最低生活費は、2012年第4四半期は6705ルーブルだった。うち、労働人口の最低生活費は7263ルーブルであり、年金生活者は5281ルーブル、子供は6432ルーブルだ。

2012年第3四半期に比べ国民全体の最低生活費は0.9%上昇した。これに対し、消費財バスケットの中の食料品の買っ買うは1%下落したが、非食料品とサービスはそれぞれ2%と2.3%上昇している。

2012年第4四半期の一人あたり平均収入は27,421ルーブルであり、同年第3四半期に比べ19.6%増、2011年第4四半期に比べ11.8%増となった。

[単語]
・ прожиточный минимум : 最低生活費
・потребительская корзина : 消費財バスケット