ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

July 2013

ロシアの所得格差拡大?

Finmarketが、2013年上半期でロシアの所得格差が広がっていると伝えています。

2013年上半期のロシア国民の所得格差は、昨年同時期比で少し広がっている。

2013年上半期における、最も裕福なロシア人10%の所得は国民全体の30.4%(昨年同時期:30.2%)。
逆に、最貧層10%の所得は1.9%で、昨年同時期比と変わっていない。

2013年上半期の国民所得は19兆8480億ルーブル(2012年同期は17兆6500億ルーブル)。国民支出は19兆9550億ルーブル(2012年同期は17兆7790億ルーブル) だった。

月ごとの所得水準による割合は次のとおり。
・5000ルーブル以下 : 5.4%(昨年同期:7.2%)
・5000-7000ルーブル : 6.7%(8.2%)
・7000-10000ルーブル : 11.9%(13.7%)
・10000-14000ルーブル : 15.5%(16.5%)
・14000-19000ルーブル : 15.7%(15.8%)
・19000-27000ルーブル : 17.0%(16.0%)
・27000-45000ルーブル : 17.3%(14.9%)
・45000ルーブル以上 : 10.5%(7.7%)

---

所得格差が広がったと見るか、全体的に上むいたと見るか。後者のような気がしますが・・・。 続きを読む

ロシアのLCCの状況

RIA NOVOSTIがアエロフロートのLCCの状況について報じています

アエロフロート取締役会は、LCCの100%子会社を設置することを決定した。アエロフロートLCCは来年から操業する可能性があり、シェレメチェボ空港を拠点都市、モスクワ・サンクトペテルブルク間およびその他の国内都市間を結ぶ。

これまでのロシアLCCであるAvianovaとSkyExpressは2011年に操業停止していた。外国LCCはロシア市場に攻勢をしかけており、国内航空会社は苦しい状況にあった。

この他にも、UTARがカルーガ州のErmolino空港を拠点としたLCC操業を計画しているが、操業時期は未定であり、2013-2016年とされている。

また、7月にロシア航空局はWizz Airに対しブダペスト-モスクワ間のライセンスを与えた。ブヌコボ拠点で9月23日から操業予定である。昨年はイギリスのEasyJetがロンドン-モスクワ間の入札に勝ち、ガトウィックとドモジェドボを結分予定だ。

---

国内線のLCCはちょっと怖い気がするのは私だけでしょうか・・・?

 続きを読む

ロシア人スター・ランキング、1位はシャラポワ

Forbesが、ロシア人スタートップ50について報じています。

ランキングは以下のとおり。

1位 マリヤ・シャラポワ(テニス選手)
2位 グリゴリー・レプス(歌手)
3位 ワレーリー・ゲルギエフ (指揮者)
4位 フィリップ・キルコロフ(歌手)
5位 アレクサンドル・オヴェチキン(ホッケー選手)
6位  スタス・ミハイロフ(歌手)
7位 クセニヤ・ソブチャク(テレビ解説者)
8位 ニコライ・バスコフ(歌手)
9位 ナタリヤ・ヴォジャノワ(モデル)
10位 アンドレイ・アルシャヴィン(サッカー選手)

何人ご存知でしたか?私は6人でした。

そして、ランキング開始以来初めてアーラ・プガチョワ(歌手)がトップ10から陥落(11位)。 
ランキング作成の基準となるのは、コンサートや広告料・本やCD代などの謝礼金、マスコミへの露出度、インターネット検索の3つ。 

トップ50すべてのリストはこちら

10位以下で個人的に気になる人はこちら↓
 
11位 アーラ・プガチョワ(歌手)
14位 ジーマ・ビラン(歌手)
15位 ウラリスキエ・ペリメニ(コメディアン)
17位 ワレリヤ(歌手)
21位 マクシム・ガルキン(テレビ解説者)
26位 ニキータ・ミハルコフ(映画監督)
27位 ゼムフィラ(歌手)
31位 アナスタシヤ・ヴォロチコワ(バレエ・ダンサー)
35位 エヴゲニー・プルシェンコ(フィギュアスケーター)
42位 クリスチーナ・オルバカイテ(歌手)
43位 ボリス・アクーニン(作家)
45位 リュベー(歌手)

個人的な趣味に偏ってます(≒サッカー、ホッケー選手なし)。
プガチョワ・キルコロフ・オルバカイテ家族は稼いでますね。ゼムフィラって新作出してない?のにまだまだ売れてるんだなーと嬉しく思いました(ライブに何度も行くくらい大ファン)。

作家ではボリス・アクーニンの43位が最高。日本語にも何冊か訳されてますし面白かったです。手元に今あるロシア語の小説原典は、この人の「アザゼル」とアンドレイ・クルコフの「ペンギンの憂鬱」だけだな・・・。最近読んでないのでちょっと勉強します。なお、この人は日本文学研究もしてて、三島由紀夫の翻訳なんかもしてたりします。


フィギュアスケーとでは、プルシェンコは昨年はあんまり活躍してませんからね、こんなもんでしょうか。次世代が入ってくるのはこれからかな・・・と信じたいですね。
 続きを読む

【悲報】企業世界ランク50からロシア企業は姿を消す【ガスプロム57位】

Rambler FinanceがVedomostiの記事を引いて、Financial Timaes グローバル500のトップ50からロシア企業が消えたことを報じています。

ロシア企業は総じて苦戦しているようです。

ロシアのトップはもちろんガスプロムなのですが、昨年31位だった同社は今年は57位へと落ち、株式時価総額のランキングであるグローバル500のトップ50から陥落。この間株価は30.4%マイナスの1014億ドルとなった。ガスプロムは2008年5月に3651億ドルまで時価総額を上げていたがその後急落し、2013年4月移行は1000億ドルを割り込んでいる。

ロシアで2位はロスネフチ。これも昨年の79位から81位へとランクを落としているが、時価総額は増加している(756億ドル→809億ドル)。

3位はズベルバンクで、86位→97位(709億ドル)。その他にランクしているのは、ルクオイル(142位、545億ドル)、スルグトネフテガス(231位、373億ドル)、ノリリスク・ニッケル(277位、321億ドル)、ノヴァテック(297位、307億ドル)、ウラルカリ(450位、218億ドル)。すべての会社が大きくランクを落としている。昨年366位にらくしていたVTB銀行はランク外に消えた。

参考までに、FTグローバル500のランクはこちら(英語) 。

日本企業で50位以内に入ったのはトヨタの27位のみ、100位以内でも三菱UFJの74位だけですね。 続きを読む

ロシアのオートローン:質は高いが成長率は鈍化

Finamarketが、2013年上半期のロシアでの自動車販売について報じてます。

ロシアの自動車市場は銀行と国内資金市場の状況にますます強く依存しつつある。しかし、自動車ローンの成長速度はローン市場全体に比べて遅れをとっており、その割合は減ってきている。

2013年上半期にロシアでは125万2890台の乗用車が販売された。そのうち、10000ドル以下の安価なものは3%未満に過ぎず、大部分は10000ドルから30000ドルのセグメントに当たっている。

自動車ローンを利用した購入は44.13%と、ほぼ2台に1台がローンで購入されている。しかも、95%は滞納もなく、ローンの質としてはかなり高い。

ただ、消費者ローン市場の成長に比べ、自動車ローン市場の成長は遅れを取っている。

---
価格セグメントごとの売上の割合(台数ベース)
1位 10000ドル~20000ドル : 44.5%
2位 20000ドル~30000ドル : 21.2%
3位 40000ドル以上 : 16.2%
4位 30000ドル~40000ドル : 15.2%
5位 10000ドル未満 : 2.9%

消費者ローン市場のシェア(2013年7月1日付)
1位 消費財購入ローン : 48%
2位 不動産担保ローン : 25%
3位 自動車ローン : 14%
4位 クレジットカード : 13%

ローン市場の成長率(2013年)
消費者ローン市場全体 : 17.5%
自動車ローン市場 : 11.06%




 続きを読む

参院選与党勝利に対するロシアの反応

参院選で与党というか自民党が圧勝した件について、独立新聞(Nezavisimaya Gazeta)が速報を報じています。

 「日本経済を回復させ、再軍備を目指す安倍総理」
 
 昨日、日本で参議院選挙が行われ、安倍晋三総理率いる与党連合が勝利。これで、経済回復のための処方箋を適用する可能性が与えられた。ロシアとの領土問題解決に向けた交渉は継続されるが、中国・韓国では、安倍総理のナショナリスト的な発言に苛立ちをつのらせている。

参院選勝利により、安倍政権に経済復興計画と憲法改正の実現への政権における立場が強化された。2007年の失敗後の信頼を回復しただけではなく、有権者が「アベノミクス」と呼ばれる積極的な経済成長プログラムを信じたことを意味する。

今のところこのプログラムは機能しているように見える。日本経済は4%ペースで成長し、株式市場は1月以来40%上がっている。成長を支持するため、政権は痛みを伴う人気のない改革を行うとしている。

しかし、安倍総理の外政方針の公約は、国内での激論を呼び中国・韓国との関係の悪化につながるものであった。特に、自営以外の目的で国際紛争の解決手段としての軍事力の行使を禁止するという戦後に書かれた平和憲法の修正ついてだ。

1995年に日本の首相は侵略したことをみとめ謝罪したが、安倍総理は侵略はなかったとしてこの立場を見直すことを公約に掲げた。アジアの隣国では安倍総理はタカ派だと見られている。

日本は「南クリル諸島」への権利も諦めていないが、プーチン大統領と安倍総理は平和条約締結に向けた交渉を継続することで合意している。平和条約の欠如によりロシアと日本の経済関係の発展が阻害されるようなことはあってはならない。

---

一部「?」という部分はありますが、そのまま抄訳してみました。続きを読む

失業率は微増だが歴史的低レベル

2013年度上半期の速報が少しずつ出ていますね。Finmarketが、ロシア統計局の情報を引用して、失業率と家計収入について報じています。ソース2

・2013年度上半期、ロシア人の実質所得は昨年同期比で4.4%上昇

・2013年6月末の失業率は5.4%で、5月末時点の5.2%より増加したものの2012年末の5.3%から大きく変わらず。労働力人口は7550万人で、総人口の約53%。

失業率は、ロシアにしてみれば史上最低レベルで労働市場は過熱気味のように見えます。移民の労働意欲も高いようです。しかし、経済自体は鈍化し、インフレ率も高止まりしています(こちらは下半期に落ちるとの予測が多い)。スタグネーションの状態にあるように見えますね。どう考えてもマクロ的には生産性の低さが原因としか思えないのですが、細かく見ていくといろいろと要因はあるんでしょうけどね。

ちなみに、日本の労働力人口は2013年5月末で6571万人(季節調整後)、総人口は1億2780万人くらいのようなので、51%くらいでしょうか。あまり変わりませんね。

続きを読む

モスクワ「共働き20年ローンでも1Kマンションしか買えないの!」

RIA NOVOSTIが、ロシアの地方自治体におけるローン購入のマンション価格についての統計を掲載しています。

ランキングの画像はこちら。
http://cdn2.img22.rian.ru/images/95001/75/950017553.jpg 

ランキングは、「自分の住む地方で働く共働きの家庭が、頭金20%、20年ローンで、家計収入の最大40%をローンに回したときに購入できるマンションの広さ」にもとづいています。

予想通り、ワースト1位はモスクワで、たったの28.6平米。1K。
ワースト2位は以外にも沿海州で31.7平米。不動産価格に比べて賃金が低いためか。

サンクトペテルブルクはワースト12位で、36.9平米。いずれにせよ家族で住むような広さではないですね。 ネネツとかマガダン、ハンティ・マンティスクなんかがランクが高いです。1位のヤマロ・ネネツ自治管区では同じ基準で128.7平米のマンションが買えます。地価は安いけど資源があるので賃金が高めということでしょう。

1平米あたりの地価も掲載されており、トップはやはりモスクワで163,100ルーブル。2位のサンクトペテルブルクに倍の差をつけてます。一番安かったのはオルロフ州とイングーシ共和国の30,100ルーブルでした。

モスクワやペテルブルクでは庶民がマンションを買えないレベルだというのがよく解りますね。
 続きを読む

バンカメ予測:ルーブルは今後強くなる

バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチのロシア・ルーブル予測について、Finmarketが報じています。かなりばっさりと要約。

バンク・オブ・アメリカが公表していた、2013年上半期におけるルーブルの対ドル為替ターゲットである1ドル33ルーブルはほぼ達成された。この先、さらなる減価の可能性は限定されている。

世界的な株価下落が新たに起こった場合にはルーブルが毀損しないということもないが、経常収支の悪化傾向が改善に向かっていることで下支えされるだろう。

今後期待される金融政策緩和による為替への悪影響は長く続かない。むしろロシア国債市場において前向きな影響を与えると見られる。
  •  ネガティブな否定的要因は第3四半期にはなくなる。第1四半期に251億ドルの黒字であった経常収支は第2四半期に69億ドルにまで下がったが、この数字は改善し第4四半期には90億ドルにまで回復する。
  • 経常収支黒字減少の大きな理由は季節的な資金流出の増加だが、これは海外直接投資による利益の還流がひとつの原因である。
  • 資本収支赤字は第1四半期の90億ドルから第2四半期に190億ドルに増加。季節的要因により下半期には少なくとも70-90億ドルにまで減少する見込み。
  • 経常収支の改善見込みは、国内需要の弱さと石油価格が安定的に高いこと、世界経済の回復が理由。ルーブル増価の方向に働く。
  • インフレ率下落の結果、今年中に中央銀行は政策レートを75bp下げる。消費者物価指数は年末までに5%にまで下がる見込み。食料品価格の上昇鈍化が主要因。
  • 季節的要因を考慮しても、年始からのルーブル下落幅が大きすぎる。他の要因もルーブル増価の方向への働くが、資金流出は続くためそのスピードは早くないと見られる。
続きを読む

ビックマック指数で引き続きルーブル安

エコノミスト誌で発表されたビックマック指数の最新版についてFinmarketが伝えています。

Big Mac_54
Big Mac_54 / rob_rob2001


現在、アメリカでビックマックは4.56ドル。
ロシアでのビックマックの価格は87ルーブルで、現在の為替レートで換算すると2.64ドル。購買力平価が局地的に成り立つとすると、1ドル=33ルーブルというレートは、ドルが42%高という計算になります。「本来の」レートは、1ドル19ルーブルに。

ルーブルは歴史的にドルに比べて安く評価されている。ソ連で最初にマクドナルドがオープンした1990年には、ビックマックは6.8ドルした。ソ連の公式為替レートが1ドル=60コペイカだったからだ。

2001年にはルーブルの評価安が51%にまで達し、その後2006年までその数字は小さくなリ2008年には30%にまでなった。しかし2009年には機器の影響で40%にまで拡大。その後ルーブルは少しずつ増価していたが、2012年中盤からまた下がり始めた。2013年にはいってからも下がっている。今年の1月にはビックマックは72.88ルーブル=2.43ドルであった。 

---

為替がどうこうというよりも半年でビックマックが73ルーブルから87ルーブルに値上がりしてる方が日本人には驚きかもしれませんね。1990年のビックマックの値段は面白い。

記事に張ってあった図をみると、日本円も安いという評価になってましたね。
 続きを読む
プロフィール
ロシア経済の成長を信じロシア経済に投資する中年の投資と勉強の備忘録です。 ロシア語の勉強も兼ねて、ロシアや旧ソ連諸国の経済関連ニュースを紹介していきます。勉強中なので、いろいろ教えて下さい。 HN:イワノフ ブログランキングに参加しています。面白かったらどちらか押してください~↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へにほんブログ村 経済ブログ ヨーロッパ経済へ
ブログランキングならblogram
ブログ内検索
人気記事(過去30日間)


最新コメント
livedoor プロフィール
メッセージ

名前
メール
本文
スポンサードリンク
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月間ページビュー数
2012/01: 01710
2012/02: 02962
2013/03: 06794
  • ライブドアブログ