ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

June 2013

世界平和度指数でロシアは北朝鮮より下の155位

RBKが、イギリスの世界平和研究所が発表した世界平和度指数ランキングでロシアが155位だったと報じています。

ロシアの下にはあと7カ国しかないようです。最下位はアフガニスタン、ちなみに北朝鮮は154位とロシアの一つ上です。日本は6位で、ランクを1つ落としています。

世界平和度指数についてはこちら(Wikipedia)。 治安や犯罪率といった内的状況だけではなく、軍事費や武器輸出など外的要因も考慮に入れた指数です。

ロシアはやはり、テロの問題や武器輸出、暴動による死者数などでかなり低いランクとなっている模様。武器輸出はかなり好調みたいですからね。 

上位はアイスランド、デンマーク、ニュージーランド、オーストリア、スイスと、ヨーロッパ中心。経済危機のあったギリシャやスペインはやはりランクを落としています。

下位はアフリカ、中東、東南アジア。 
旧ソ連での最高位はモルドバの75位でした。
 続きを読む

8月に外貨買入でルーブル為替安?

RIA NOVOSTIは、ルーブル為替についての大統領報道官の発言について報じています。

Dmitry Peskov大統領報道官が記者にたいしてこんなことを話した由。

・8月に財務省は外貨準備積み増しのため国内為替市場で外貨の買い入れを行う予定。 これにより、ルーブルが1-2ルーブル減価する 。
・為替の揺れはもちろん起こるが、これは世界経済およびロシア経済がボラタイルであるからだ。 
・通貨の下落は、ロシアの企業の大半である輸出志向企業の活動最適化を促進するものであるが、決定的なルーブル暴落のようなことはない。

これに対し、イグナチエフ中銀総裁は、財務省による外貨買い入れによってルーブル為替の動きに影響はないという意見を発表している。なお、同中銀総裁は6/24に退職する。

 ---

政府の高官がこんな大っぴらに為替安誘導発言をするのに驚きです。日本では、インフレ・ターゲットについての議論であって、為替安誘導政策では(建前上は少なくとも)なかったと思います。まあ、インフレをすれば名目為替は落ちるはずですが。

ただ、政府がちょっと買い入れしたところで為替市場全体の取引の中ではそんなに大きな影響はないでしょう。ルーブル市場はそんなに大きくないから政府介入の影響は、ドル円等に比べたらはるかに大きいのでしょうが・・・。少なくとも、こんな発言をした次の瞬間に為替が動いてしまうので、8月にどうこうというのはないでしょうけど。この意味で、中銀総裁の発言は的を射ていると思います。 続きを読む

キプロスとロシアの汚職の関係

Finamrketが、ロシアがキプロスに対してどれだけ責任があったのかという調査について報じています。フィンランドのアールト大学、西オンタリオ大学の研究者が、このようなブログ記事を掲載したのを引いています。

それによると、この20年間でロシアからキプロスを通じて洗浄された資金は300億ドル以上であり、キプロスの銀行預金のうち1/3から半分程度ははロシア由来だという。

ロシア統計局によれば、キプロスはオランダについでロシアへの海外直接投資額で第2位であり、2005年から2011年までをみても、イギリス、スイスについで第3位だった。これは、ロシアとキプロスの間で資金がぐるぐる回っていることを明確に示している。資金の多くは汚職を通じて得られたものだ。キプロスで資金は洗浄されてからロシアに還流している。

研究では、1997年から2011年までのロシアで登録された外資企業2万社を調査。外資企業を2つのグループに分けている。
・外資の資金元がオフショアでらうもの(キプロス(38%)、ヴァージン諸島(11%)など)
・外資の資金元が本物の外資であるもの(51%:ドイツ、アメリカ、フィンランド、中国、トルコ、フランス、スウェーデンなど)

製造業・貿易業では、本物の外資企業の割合が7割程度を占めているのに対し、不動産業ではオフショアからの投資の割合が約7割、金融業では約8割であった。

また、地域ごとの汚職度と、キプロスからの投資額を比較すると、その2つの数字の間には明確な関連性が見られた。オフショアからの外資企業は、通常の外資に比べ、汚職度が高いロシアの地域での活動が活発である。

---

公式統計だけで、面白い結果がでるもんですね。
前半部分は、ロシアを勉強している人にとってはある意味「常識」的なところでしたが、後半の調査結果は興味深いです。

英語の元記事もありますので、参考まで。
http://www.voxeu.org/article/russian-cyprus-round-tripping-corruption-linked-money-laundering

 続きを読む

ロシアへのグルジアワイン輸入再開

RIA NOVOSTIが、ロシアへのグルジアワイン輸入が再開したと伝えています。

グルジアのワインメーカー「Dugladze」社が、2006年の輸入禁止以来初めてのロシアへの出荷を金曜日に行った。今週には約15万本のワインが届けられる。

「Dugladze」社以外にも、「Alaverdi」社、「Teliani Vele」社が輸出許可を得ている。

 グルジアからのワイン、ミネラルウォーターおよび農作物の輸入は、グルジア・ロシア関係の悪化に伴い2006年春に禁止された。輸入禁止の公式な理由は、グルジア産品の質の悪さであった。

2013年3月、ロシア主任衛生医師のGennadiy Onischenkoは、ロシア基準を満たしている検査を終えた企業に対し、ロシア市場における産品の登録手続きを許可すると発表。企業リストには、ボルジョミ社やSairme Mineral Waters社、Kindzmarauli Maranii社、Teliani Vele社、Tsinandalskiy Stary Vinniy Pogreb社が含まれている。

---
ロシア以外の国では(日本を含めて)普通に飲めていたのですから、政治的な理由以外の何物でもなかったようです。ただ、しばらくはグルジアワインの価格が高止まりしそうだと別な記事で言っているので、どこまでロシア市場で人気を取り戻せるかわからないですね。

安さもその魅力だったので・・・。 

まだキンズマラウリやツィナンダリは入ってきてないんですかね。 続きを読む

ウクライナが2022年冬季オリンピック開催国レースに参加

ウクライナが2022年冬季オリンピック開催国として名乗りをあげると、インタファクス通信が伝えています。

---
Vilkul副首相は、ウクライナは2022年冬季オリンピック開催を真剣に目指すと発表した。

オリンピック開催により、カルパチア(カルパッチャ)地域のインフラを整えリヴィウやカルパチア地域の観光地としての潜在力を海外にしらしめることができるとしている。

11月に2022年冬季オリンピック開催への申請を行い、2014年夏にショートリストが作成され、2015年夏に最終決定がなされる。
---
 
うん・・・ウクライナはオリンピックを開催したこともありますし、ユーロも2012も共催したことがあるので経験は十分と。

しかし、どう考えてもロシアと同じくくりなんですよね、地域として。
2014年冬季オリンピックがロシアで、その次が韓国で、次にウクライナってどう考えても難しいんじゃないかな~。

リヴィウやリヴィウ郊外のお城は素敵なところなんで、知って貰いたいというは同意。
愛のトンネルもあるし。 続きを読む

プーチン大統領予算教書を発表

プーチン大統領が発表した予算教書の内容をIsvestiyaが報じています。

予算教書だけ個別で発表するのは今年が最後で、来年からは上院に対する教書に含まれるようになるとの由。

内容は簡単に次の通り。
  • 国家予算は経済成長と(5月に発表した)社会保障政策の実現を支えるもの
  • 近い将来においては、教育・科学・インフラに対する支出を拡大する。
  • 年金生活の水準を継続的に向上させる。年金額が職歴に応じたものになるような新たな年金方式を検討する。ただし、 企業の年金支出水準は現在の水準に据え置き、これ以上の負担をビジネスにかけないようにする。国家予算が効率的に支出されているかどうか国民が確認できるよう、地方公共団体は予算を公表すること。
  • どこかの島に隠すのではなくロシアに投資をすることが得になるような税制を創る。

他の記事もさっと読んでみましたが、予算教書ではこれまで社会保障政策が主眼に置かれ、社会保障の拡大が経済成長にもつながるという論旨だったのが、今回の予算教書では経済成長が主眼に置かれ、社会保障を拡大するためには経済成長が必要である、という主張に変わっているようです。当然と言えば当然なのですが、選挙のない年なので甘い言葉を言わなくなったのでしょうか。

最近、ロシアを含め新興国経済の調子が今ひとつ(日本と米国に資金が集中?)で、ロシアは特に出口が見えないスタグネーションの状況にあります。頼みの綱のエネルギー価格も上がりません(これは一般生活者にとっては良いことですが)。私のロシア投資も含み益がなくなり含み損の状態です(これは円高のせいもある)。私の生活改善のためにもロシアには頑張っていただきたいものです。 続きを読む

インフレのピークは過ぎた?

VESTI EKONOMIKAが、インフレのピークは過ぎた?との記事を掲載しています。

経済発展省によると、6月のインフレ率は、5月の0.7%という記録的な数字に比べて落ち着き、0.5-0.6%となる。今年の消費者物価指数の伸びのピークは過ぎたと考えられる。

5月に記録した年率7.4%がピークであり、今後インフレ率は下がっていくだろうとAleksey Simanovskiyロシア中銀副総裁が公表した。

インフレのピークは本当に過ぎたのか?現在スタグネーションの状態にあるロシア経済を刺激できるかは中銀政策金利(現在8.25%)の低下 にかかっている。中銀が政策金利を下げるかどうかは、中銀が消費者物価指数の伸びが克服され低下に向かったと納得するかどうかにかかっている。

HSBCは、2013年末にはインフレ率は5.7%にまで下がると見ている。ただし、来年度の中銀のインフレターゲットである4-5%というのは非常に難しい。というのは、中銀は政策金利を下げようとするからだ。7月と10月の中銀取締役会で、0.25%の政策金利低下が決定されるのではないかと見ている。

Alfa Bankは現在のインフレはコスト・プッシュ型であり、金融政策によるものではないと見ている。そのため、経済産業省の楽観的な見方には賛成できない。年末までのインフレ率は、6.5%程度と見ている。

イグナチエフ中銀総裁は、7月のインフレ率は年率7%未満に下がるかもしれないとの推測を発表している。

ソチオリンピック「フィギュアを見るツアー150万円交通費含まず」

Rambler FinanceがVedomostiの記事を引いて、ソチ・オリンピックツアーにかかる値段について報じています。

人気のホッケーの準決勝、決勝、3位決定戦を見て、3つ星の「Zelenaya Roscha」に4泊するツアーだと、1人266,642ルーブル(約80万円)かかる。

一番高くつくのは、フィギュアスケートと閉会式を見る1週間のツアーだ。チケットと4つ星の「Zhemchuzhina」の宿泊で、1人44万ルーブル(約150万円)だ。朝食、競技日の公共交通機関の切符、プレゼント付きだが、ソチまでの移動費は含まれていない。

ロシアの連邦反独占局は、国際オリンピック委員会とそのパートナー企業に対しては干渉しないとしている。

オリンピックのチケット自体はネットで購入できる。最も高いホッケーのチケットは2枚で18.2万ルーブル(約60万円)、最も安いチケットで3.8万ルーブル(14万円)だ。それよりも、ホテルの方が難しい。今のところ、オリンピック期間のホテル予約はできない。例外は、オリンピック会場から50km以上離れたLazarevskiy地区のみ。ホテルはオリンピック委員会と契約を交わしており、委員会側に全部屋を渡しているという。そのため、ホテルやチケットで頭を悩ませたくない人は、ホテルとチケットのパッケージで買うのが1つの方法だ。 

オリンピック期間中のホテル価格は、最高価格が設定されており、ホッケーの主要な試合の期間のホテルを予約しても、10万ルーブル(32万円)で済むはずとホテル側はいう。

なぜパッケージはこんなに高いのか? Jet Set Sportsは、国際オリンピック委員会が定めたプレミアを載せているからだとしている。

(以下略)
---

ソチオリンピック行きたいけど行ける気が全くしない・・・。
というかチケットも手に入らない・・・。

プーチンさん離婚

プーチンさんが離婚されたとのことです。
インタビュー映像だけ引いておきます。

 

グルジアワイン、6月中にも店頭へ

RIA NOVOSTIが、グルジアワインがロシアの店頭に6月にも並びそうだという記事を掲載しています。

Grigoriy Karasinロシア外務副大臣が、プラハでのグルジア側との最終協議を終えたところで発表しています。

グルジアのミネラルウォーターはすでにロシアに入ってきており、ワインも7つのワイン製造業者へのライセンスが下りたので6月中には店頭に並ぶ、とのこと。

ただ、輸入通関をするのは、モスクワ州のAlabinskiy税関だけに限定されているようですが、こういう場合は汚職の発生しやすい状況かと・・・。

確か2008年から輸入禁止になっていると思うので、5年たってやっと再開です。
この輸入禁止では、もちろんグルジアのワイン製造関連の人たちが痛手を負ったわけですが、ロシア在住のたくさんのグルジアワイン愛好家も被害を受けましたし、我々のような、「やっぱキンズマラウリ最高だょね♥」「いや、フバンチカラが正義!」とか言っているクラスタにも影響を与えました。このような規制の被害を受けるのは、国と言うよりも個人なんですよね。
 
プロフィール
ロシア経済の成長を信じロシア経済に投資する中年の投資と勉強の備忘録です。 ロシア語の勉強も兼ねて、ロシアや旧ソ連諸国の経済関連ニュースを紹介していきます。勉強中なので、いろいろ教えて下さい。 HN:イワノフ ブログランキングに参加しています。面白かったらどちらか押してください~↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へにほんブログ村 経済ブログ ヨーロッパ経済へ
ブログランキングならblogram
ブログ内検索
人気記事(過去30日間)


最新コメント
livedoor プロフィール
メッセージ

名前
メール
本文
スポンサードリンク
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月間ページビュー数
2012/01: 01710
2012/02: 02962
2013/03: 06794
  • ライブドアブログ