Finmarketが、2012年のロシア人の収入について報じています。
2012年の総家計収入は2011年に比べ10%増加、とGDP成長率よりも早いテンポで成長しているようです。ただ、国民の格差も少し拡大したと報じています。その根拠は、上位10%の富裕層の収入の全体に対する割合が30.7%から30.8%に増えたことのようですが、誤差の範囲のような気もします。
各所得セグメントごとの割合は以下のとおりです。
2012年の総家計収入は2011年に比べ10%増加、とGDP成長率よりも早いテンポで成長しているようです。ただ、国民の格差も少し拡大したと報じています。その根拠は、上位10%の富裕層の収入の全体に対する割合が30.7%から30.8%に増えたことのようですが、誤差の範囲のような気もします。
各所得セグメントごとの割合は以下のとおりです。
- 月5000ルーブル未満:6%(2011年:7.3%)
- 5000-7000ルーブル:7%(同8.1%)
- 7000-10000ルーブル:12.2%(同13.4%)
- 10000-14000ルーブル:15.4%(同16.2%)
- 14000-19000ルーブル:15.5%(同15.6%)
- 19000-27000ルーブル:16.6%(同15.9%)
- 27000-45000ルーブル:16.9%(同15.2%)
- 45000ルーブル以上:10.4%(同8.3%)
ざっと見てみると、低位層の割合が減って上に写っていて、格差が大きくなっていると言うよりは全体的に底上げがされているだけのように見えます。
現在の年金生活者の最低生存比が5000ルーブル強ですので、一番上とその次のセグメントは日本で行ったら生活保護レベルということになります。最高レベルは45000ルーブル=14万円ということで、え?こんなもんなの?と思いがちですが、モスクワを知ってロシアを知ったというなかれ、ロシアは頭ではわからない、ということです。モスクワとサンクトペテルブルクは例外中の例外。
とは言え、これでは収入が少なすぎる気も。統計がどこまで把握できているのか、謎です。
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現在の年金生活者の最低生存比が5000ルーブル強ですので、一番上とその次のセグメントは日本で行ったら生活保護レベルということになります。最高レベルは45000ルーブル=14万円ということで、え?こんなもんなの?と思いがちですが、モスクワを知ってロシアを知ったというなかれ、ロシアは頭ではわからない、ということです。モスクワとサンクトペテルブルクは例外中の例外。
とは言え、これでは収入が少なすぎる気も。統計がどこまで把握できているのか、謎です。