ロシア経済ニュース

ロシア経済に投資する中年の備忘録(ロシア語→日本語翻訳日記)

LCCライアンエア、ロシア市場へ参入

コメルサントが、アイルランドのLCCライアンエアのロシア参入について報じています。

ロシアにもっとLCCが増えてくれますように・・・しかし国内線は相変わらず怖いです・・・。

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ライアンエア、それでもロシアへと飛ぶ

ヨーロッパ最大の格安航空会社Ryanairはそれでもロシア市場へと参入する。ロシア航空産業があまりに規制されていることについてマイケル・オリーリ社長は懸念するが、Ryanairはモスクワとサンクトペテルブルクに2014年春から路線を開始する予定だ。

ヨーロッパ最大のLCCであるRyanairは、ダブリンからモスクワおよびペテルブルクへの通常飛行の認可を得たと、ロシア航空局サイトに掲載されたアイルランド外務省の口上書が伝えている。路線は2014年3月末から開始される予定だ。ロシア航空局がコメルサント紙に伝えたところによると、ロシア側からはアエロフロート航空とシベリア航空が指定されているが、通常飛行はシベリア航空のみが行う。

Ryanairがロシア運輸省に初めてアイルランド・ロシア間の路線認可を申請したのは2012年末のことだった。しかし、今年の夏、パリ・ル・ブルジェで開催された航空会議で、マイケル・オリーリ社長は、この先5年はロシア市場に参入することはないと自信を持って語っていた。同社長によると、最大の障害は航空産業の規制であるという。

「ロシア市場に参入はしたいが、まずロシアがオープン・スカイ協定に入る必要がある。ロシアの航空東京はビジネスへの干渉を抑えた方がいい」と同社長は述べていた。また、「人生は短い。スペインやドイツ、イタリアといったヨーロッパ市場の可能性にその人生を使ったほうがいい」と強調した。

アエロフロートのLCC開始
アエロフロートは10月に有限責任会社の形で自社内LCC「Dobrolet」社を登記した。この先2年間で同社は1億ドルを投資すると同時に、ほぼ同期間での投資の回収を予定している。3-4年後には14億ドルの売上を見込んでいる。

EasyJetのモスクワ線格安航空券発売開始
英LCCのeasyJetは2012年10月中旬にモスクワ線の認可を得て、2013年初頭にはロンドン・モスクワ間の航空券を発売開始すると伝えていた。1月15日から、3月18日から開始が予定されてる航空券を購入することができる。片道航空券の最安価格は2193ルーブルだ。

ロシア統計局:ロシアで貧困人口が増加

Vesti Ekonomikaがロシアの貧困人口について報じています。

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ロシア統計局:ロシアで貧困人口が増加

2013年上半期、ロシアの貧困層が70万人増加し1840万人になったとロシア統計局が公表した。最低生活費を下回る収入しかない者は1770万人に及ぶ。

2013年上半期の貧困度は、2012年の12.5%から13%に上昇した。

第2四半期の最低生活費は、2012年第2四半期の6385ルーブルから7372ルーブルに上昇している。

第2四半期の国民一人当たり平均収入は月24807ルーブルで、前年同期では22262ルーブルだった。

第2四半期の最低賃金は第1四半期と変わらず5205ルーブルだった。

これまでロシアで貧困度が最も高かったのは1992年の33.5%で、貧困人口は4930万人に達していた。

ロシア経済発展予測:2013年は1.5-1.8%、2014年は3%

Vesti Ekonomikaが今年と来年の経済発展予測に関する経済発展大臣の発言を報じています。

というよりもこの記事を書いている瞬間に「マステル・バンク」ライセンス剥奪のニュースがあって、こっちがかなり気になったのですが明日以降に。結構大きな銀行(72位)で私もATM使ったことがあるので驚きました。

第3四半期までの経済成長率が1.3%。本当に最近はロシアで良いニュースが無いですね・・・。私のMTS連動ETFは、円安のお陰でかろうじてプラスですが、今後を考えた方が良いかもしれません。

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ロシア経済発展予測:2013年は1.5-1.8%、2014年は3%

2014年のロシア経済成長率は3%に達する。アレクセイ・ウリュカエフ経済発展大臣がロシア24に対するインタビューの中で発言した。

ただし、今年の経済成長率予測は見直さないと指摘している。

「今年のGDP成長率は1.5%から1.8%の間になる。この結果は、率直に言うと、さほど前向きなものとは言えないが、そこにはいろいろな状況と客観的理由がある」

インフレ独占サービス業の価格凍結を含む新たな税政策により、来年は5%超のインフレ率は避けられると同大臣は述べている。

「今年のインフレ率は6.1%-6.2%水準に留まるだろう。来年は高い信頼性をもって5%、おそらく5%を少し下回る水準に収まると考えている」

10月末までのインフレ率は6.3%で、5-6%としていたターゲット範囲の上限を明らかに超えていた。同時に中央銀行は、インフレの伸びは金融政策の要素によるものではないと指摘している。

ロシアの工業生産は成長を止めた

Vesti Ekonomikaが、10月までの工業生産高伸び率がゼロとなったと伝えています。

最近まったくいい話を聞かないロシア経済。ロシア経済だけでなく新興国全体が振るわないのですが、その中でも凋落が激しいですね。これでQE3が終わったらどうなるんだろうか、とドキドキしながら昨日新興国株式のポジションを少し低下させた管理人であります。

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 ロシアの工業生産は成長を止めた

ロシアの工業生産は10月期には年率マイナス0.1%成長となったとロシア統計局が伝えている。

(中略)

1月から10月までの工業生産高は昨年同期比で変わっていない。2012年1月-10月期の工業生産高は対前年比で2.8%増加し、10月期では+1.8%だった。

季節要因を排除した数字では10月期の工業生産高はマイナス0.6%だった。

製造業生産高は10月期は年率マイナス1.9%となり、6ヶ月連続で下落した。

鉱工業生産高は10月期に+1.8%、年始来で1.2%のプラス。

送電・ガス・水道分野では10月期に1.9%をプラスを記録し、年始来ではマイナス0.3%となった。

8月に経済発展省は2013年度の工業生産高伸び率予想を従来の2%から0.7%に、2014年度予想を3.4%から2.2%に、2015年度予想を3.4%から2.4%に、2016年度予想を3%から2%にそれぞれ下方修正した。アンドレイ・クレパチ経済発展副大臣は10月に、今年度の工業生産高は、予想した0.7%より低くなる可能性があると発言している。
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ロシア中銀:インフレ期待は11%を上回っている

FinmarketがInterfaxの報道を引用してロシア中銀によるインフレ期待計測値について報じています。

インフレ期待をどうやって計測するのかはしらないのですが、今後ロシアのインフレ率は結構あがりそうなようです。中銀としては、経済刺激策に金融政策は取れないという主張。日本とはまったく逆の状況ですね。さて、アメリカと日本はどこまで緩和策を続けられるのでしょうか。

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ロシア中銀:インフレ期待は11%を上回っている

ロシア中央銀行は非常に高いインフレ期待を確認していると、クセニヤ・ユダエワ中銀第一副総裁が木曜日に行われた国家院経済政策・イノベーション発展・経営委員会会合で発言した。

「本日この議題についての会議があった。インフレ期待に関する数的なパラメーターが、11%-12%のインフレを警告している」

ロシア中銀は政策金利についての決定に際しインフレ期待の水準に特に注目する。

「この状況下で私達の持つ政策手段の実施は経済成長にではなくまずインフレに影響してしまう」

ロシア中銀今年のインフレ・ターゲットは5-6%だ。

ユダエワ第一副総裁は、以前にも2013年の6%水準インフレ率が上昇するリスクを指摘していた。
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